企業のWeb担当者様、こんにちは。
今回は、皆様の会社のホームページが「安全かどうか」に関わる、とても大切なご案内です。
httpsとは? httpとの違いやセキュリティ上の意味を解説しても結論が知りたいですよね。
突然ですが、お手元のスマートフォンやパソコンで、自社のホームページを開いてみてください。URLが表示される部分に、「鍵マーク🔒」はついていますか?
もしついていなければ、あなたのホームページは「SSL化(エスエスエルカ)」がされていない状態かもしれません。つまり、httpの後ろに「s」がついてないものです。

「SSL化(エスエスエルカ)」されてないサイトは使うデバイスによってサイトの内容が開けなくて見れないこともあります。せっかく作った営業サイトがみられてないのってもったいないです!
「SSL化って何?」と思われた方もご安心ください。難しい話は抜きにして、企業の皆様にとってなぜSSL化が大切なのか、3つのポイントでご説明します。
1. 会社の「信頼」がどんどん失われてしまうかもしれません
SSL化されていないWebサイトは、Google ChromeやSafariといったブラウザで表示した際に、「保護されていない通信」や「安全ではありません」といった警告が表示されることがあります。
これは、Webサイトを訪れたお客様が、「このサイトは危険かもしれない」と不安に感じてしまう大きな原因となります。
せっかく興味を持ってアクセスしてくれたお客様が、この警告を見てすぐに離脱してしまったら…? お問い合わせフォームから問い合わせをしようとしたお客様が、個人情報の入力にためらいを感じてしまったら…?
大丈夫でしょと思ってしまうあなた!
SSL化されていないウェブサイトにおける「情報の盗聴・改ざん」について、具体的な攻撃方法を交えて解説します。
1. 情報の盗聴・改ざんの危険性
SSL化されていないウェブサイトでは、通信が暗号化されないままやりとりされます。これは、手紙を封筒に入れずに送るようなものです。この封筒のない手紙にネットショッピングで記入していた顧客の個人情報やサイト管理者のログインパスワードが丸見えの状態になれば、悪意のある第三者によって簡単に内容を盗み見られたり、書き換えられたりする危険があります。
攻撃方法の例
- 中間者攻撃(Man-in-the-Middle Attack) ユーザーのパソコンとウェブサイトのサーバーの間に入り込み、通信内容を盗聴・改ざんする攻撃です。攻撃者は、公共のWi-Fiスポットなどを利用して、ユーザーになりすまして個人情報を抜き取ったり、ウェブサイトになりすまして偽の情報を表示させたりすることができます。
- サイドジャッキング(Sidejacking) これも中間者攻撃の一種で、SSL化されていない通信を傍受し、ユーザーのセッションクッキー(ログイン情報などが含まれる一時的なデータ)を盗み取ります。このクッキーを悪用することで、ユーザーがログインしているアカウントに、本人になりすましてアクセスすることが可能になります。これにより、SNSアカウントが乗っ取られたり、オンラインショップで不正な買い物をされたりする危険があります。
これらの攻撃は、ユーザーの個人情報や企業の機密情報を危険に晒すだけでなく、企業のブランドイメージや信頼性を大きく損なうことにもつながります。SSL化は、これらの攻撃から通信を守るための必須のセキュリティ対策なのです。
お客様に不安を与えてしまうことは、会社の信用を大きく損ない、ビジネスチャンスを逃すことにもつながります。
2. 大切な「情報」が狙われてしまう可能性があります
SSL化の最大の目的は、Webサイトとお客様の間で行われるデータのやり取りを「暗号化」することです。
もしSSL化がされていないと、お問い合わせフォームに入力されたお客様の氏名、メールアドレス、電話番号などの個人情報が、悪意のある第三者に盗聴・改ざんされてしまうリスクが高まります。
「うちは問い合わせフォームがないから大丈夫」と思っていませんか?
実は、閲覧履歴などのデータも狙われる可能性があります。万が一、お客様の情報が漏れてしまった場合、会社の信用失墜はもちろん、賠償問題に発展してしまう可能性もゼロではありません。
お客様の大切な情報を守るためにも、SSL化は今や必須のセキュリティ対策なのです。
3.「検索順位」に悪影響が出てしまう可能性があります
Googleは、ユーザーにとって安全なWebサイトを高く評価する傾向にあります。そのため、SSL化されているかどうかを、検索順位を決める重要な要素の一つとしています。
SSL化されていないWebサイトは、検索結果で不利になり、競合他社のWebサイトに比べて下位に表示されてしまうことがあります。
つまり、せっかく作ったホームページが、お客様に見つけてもらいにくくなってしまうのです。
まとめ:WebサイトのSSL化は、会社の未来を守るための「投資」です
SSL化は、単なるWebサイトの技術的な話ではありません。
お客様からの信頼、大切な情報の保護、そして将来のビジネス成長に関わる、とても重要なことです。
今、Webサイトの「鍵」が閉まっていない状態だと感じた企業様、ご安心ください。
SSL化は、正しい手順で対応すれば、専門知識がなくても実現できます。私たちが、貴社のWebサイトを安全な状態にするお手伝いをさせていただきます。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。